社員体験記 Report

第30回 : Yさん 設計経験7年

  • 機械設計

◆ 高校・大学と機械系で、自然の流れで設計に
高校は工業高校で大学も工業大学であり、自然の流れで設計を仕事に選択。
大学時代からCADを学び、パソコンを使う仕事はかっこいいと思っていた。
アルパインではちょうど大卒を採用し始めた頃で、数少ない新卒採用の一人である。

◆ 生産設備機器メーカで図面を読む力をつける
アルパイン設計で初期教育を受けた後、生産設備機器の開発メーカに派遣される。
そこでは設計業務を一から学び、ユーザとの打合せにも同行し、部品図作成、また一部計画図の作成まで行った。
ボトリング装置では洗浄、充填や無菌室の設計などを行う。
中心部に回転や上下動を行うカム機構があり、前の図面を参考にしても機構を理解するには相当時間が必要であった。
図面は現在では3D図面であるが、3Dよりも2D図面の方が図面を読む力や頭で機械を組み立てる力がついたように思う。

◆ 失敗は、ギヤ比を間違えて4倍速で回転
ボトリング関係の業務で、入口シンクロスクリューの駆動部のギヤ比を間違えて、回転速度を通常の4倍速で回転させてしまった。
単純な計算ミスの結果であるが、幸いにもスペースがあったため中間に減速ギヤを入れて最終段のギヤを小さくして対応できたのは、不幸中の幸いである。

◆ 半導体露光装置で真の設計業務を経験
現在は半導体製造機器開発メーカで露光部照明系の開発を行っているが、設計は領域の陣取り合戦でメンテナンス性なども重要。
また、ここは派遣社員も社員と同等の扱いをされ、デザインレビューで設計根拠の説明を求められるなど、今までの会社と違った厳しさがある。
今は新規設計を担当しており、一から考える真の設計業務の難しさを痛感している。
具体的には間隔40mm程度の間に1.3~4.5mmのガラス5枚を実装し、回転調整する機構設計を行っている。
約2ヶ月の試作設計期間を経て現在制作中で、結果が出るのが5月中頃の予定である。

◆ モチベーションを保つことが・・・
30代になるとだんだんモチベーションを保つことが難しくなってくるような気がしている。
「如何にしてモチベーションを高くして仕事を楽しくできるか?」、自分で意識して対応していきたい。

◆ 座右の銘 : 「初志貫徹」
思い立った時は高い志を持って行動するが、しばらくするとその思いがあやふやになり、最後は「もういいか」となってしまう。
そうならないように十分注意して、初心を忘れないようにしたい。

◆ 今後の目標は新しいものをつくり出せる設計者に!
設計業務を担当するからには、何か新しいものをつくり出せる設計者になりたいと思う。
派遣であっても派遣先の社員に負けないくらいの実力をつけたい。

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