第32回 : Tさん 設計経験1年
◆ 工業専門学校でものづくりを学ぶ
ものづくりが大好きで、工業専門学校で5年間ものづくりを学ぶ。
卒研で4枚羽根のヘリコプターを設計して自作する活動をした。
ヘリポートに自動で着地して自動でバッテリー交換を行うもの。
重量も計算して設計したが、それでも重量オーバーなのか滞空時間や高度は設計目標までには至らなかった。
そんな経験を経て、設計は自分の思っていた形や機構がそのまま形になるので、たいへんやりがいを感じ、設計の仕事に就こうと思った。
◆ 滅菌装置の配管やボトリング装置の開発を経験
入社して間もないので、それほど多くの経験はないが、それでも滅菌装置の配管設計やボトリングシステムのコンベア部・キャッピング装置などの設計のお手伝いをした。
図面やCADに慣れていないので、部品が重なった時に部品形状を読み取るのに苦労した。
◆ 納期に追われチェックが甘くなる
装置や部品の図面を作成し、寸法や注記の確認を行うが、その時マーカや色鉛筆でチェックをする。
しかし、納期が近づくとチェックどころではなくなり、確認自体ができなくなってしまう。
したがって、上司に検図をしてもらうとミスが多く見つかる。
比較的軽いミスが多いが、中には溶接記号が抜けていたりして重大なミスにつながるものもあった。
◆ 設計に関与した装置を見て感動
自分が設計に関係した装置を、取引先の工場で見る機会があり、自分が設計に関与した部分は少ないものの、実際の装置を見ると感動する。
自分が設計したものが形になり、装置として機能して役立っていることにはたいへんやりがいを感じる。
◆ 座右の銘 : 「七転八起」
自分はまだ若いのでいろいろなことに挑戦し、失敗も多くあると思うが諦めずに挑戦し続けることが大切だと思っている。
諦めない気持ちを持ち続けることが重要だと考えている。
◆ 今後の目標は、設計打合せができるようになること 現在は、主に部品図作成をしているが、設計委託を受ける時のお客様との打合せができるようになることが当面の目標である。
そのためには、まだまだ多くのことを経験し、いろいろなことを学んでいく必要がある。